湯田中温泉 よろづや松籟荘 数寄屋造りで特別懐石料理を味わう。

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信州湯田中温泉にあります よろづや は、小林一茶など多くの著名人も訪れた老舗旅館。

登録有形文化財に指定されている 桃山風呂 (楕円形の大きなお風呂) はTVなどでもよく紹介されていて有名ですよね。

創業200年という長い歴史を持ち、湯田中温泉の顔とも言える一度は泊まってみたい憧れの宿。

その よろづや のなかでも 松籟荘 (しょうらいそう) というお部屋がすごいんです。

それではご紹介しますね。

ここからが離れ 松籟荘 になります。

近代的なお部屋の本館とは別棟となっており、全く違う趣の建物となっています。

ここで靴を脱いでスリッパに履き替えます。

松籟荘宿泊者専用の玄関、入口からして特別感が漂っています。

入るとすぐ目の前は、囲炉裏のあるロビーとなっています。

ひとつのお部屋と言ってもいいくらい、落ち着く空間です。

天井の木の組み方も凝っていて、匠の技を感じることができます。

さりげなく置かれた調度品のひとつひとつが、高級感に溢れています。

松籟荘 にエレベーターはありませんので、階段を上がり降りしながらお部屋に向かいます。

古いながらも手入れの行き届いた、ピカピカに磨き上げられた木の廊下です。

そしてこちらが宿泊したお部屋 特別室 桔梗 です。

入口の襖を開けた途端、思わず「わぁ~すごい!」

と、ダンナさんと顔を見合わせてしまいました。

藍色の上掛けがお洒落なコタツ・・・ お部屋がいっぱい・・・ 書院まで・・・

恐縮してしまうくらい、贅沢な空間が目の前に広がっていました。

昭和14年、地元の腕利き棟梁の手により完成した木造数寄屋造り。

きれいに整えられたお部屋の配置を崩してしまうのがもったいなくて、しばらく写真撮影に没頭してしまいました。

松籟荘 には全10室あり、そのひとつひとつがすべて違う造りになっています。

露天風呂付きのお部屋もあるそうですが、今回宿泊したお部屋は 書院造り の和室で、お部屋の内風呂はひのき造りの天然温泉となっていました。

広縁には歴史を感じさせる重厚感ある椅子とテーブル。

こたつ布団と合わせた藍色の座布団とテーブルクロスが、統一感あっておしゃれです。

そして、右側にある小さい襖を開けると・・・

小さい襖の向こうは、こんな可愛らしい書院になっていました。

ダンナさんは浴衣姿でこの書院で机に向かい、まるで文豪にでもなったかのような姿を写真に収めていました。

私がお風呂でいない間にこっそり自撮りしていたようですが、なかなかよく撮れていたのが笑えました。

まだまだお部屋は続きますよ。

こちらは和室4畳半です。

和風の鏡台が置いてあり、着替えたり荷物を置いたりしていました。

普通にお部屋としても使える4畳半ですから それを荷物置き場なんて・・・贅沢です。

お部屋に通されたときに出された抹茶とお菓子です。

抹茶って普段あまり飲む機会がないので、特別な感じでお上品でいいですね。

お菓子も可愛いです。

ここまでがお部屋のご紹介になりますが、よろづやの印象は、静かな落ち着きと風格を存分に感じることのできる宿です。

そして宿泊客への心遣いが素晴らしく行き届いています。

チェックインより1時間も早く到着したにも関わらず、館内はすべて明かりがついており、宿泊客を迎える準備がきちんとできていました。

そして何より感動したのが、お部屋もコタツもちょうど良く温められていたことです。

あのお部屋の暖かさは、私たちが早めに到着したので、慌てて暖房をつけたという暖かさではありませんでした。

私たちが宿泊したのは、12月のとても寒い日だったんです。

長野の冬って気温が低くて、すごく寒いんですよね。

宿泊客が予定より早く到着してもいいように、随分前からお部屋を暖めておいて下さったんだと思います。

温かいコタツに入ってホッと一息つきながら「ここに泊まりに来て良かった!」としみじみ思いました。

続いては、お楽しみの夕食のご紹介です。

~ 松籟荘特別懐石料理・萬 ~

松籟荘専用の厨房で、一品づつ手作りされたお料理です。

選りすぐりの器に美しく盛り付けられ、出来立てをお部屋に運んでいただけます。

それでは一品づつ、じっくりご紹介します。

~ 先付  菊花木の子酢びたし ~

飾り切りが美しいリンゴの器に、蟹や木の子の酢の物がきれいに盛り付けられています。

蟹が大好きな私、1品目から大喜びです。

器になっているリンゴも、もちろん食べられます。

さすが信州リンゴ、蜜がたっぷりで甘くて美味しい!

夢中でリンゴにかぶりついていると、次のお料理を運んできた仲居さんの言葉。

「あら・・・リンゴもう食べちゃいましたね。 おなかいっぱいになってませんか?」

と、これから次々出されるお料理が食べれるか心配していましたが、もう食べちゃいました。

~ 前菜  笹寿司・いちじく甲州煮・鬼灯生ハムチーズ巻き 他 ~

お料理というのは、目でも味わうものですよね。

盛り付けのセンスが光ります。

竹の器に盛られたいちじくの甲州煮。

レモンの上には鹿肉の醤油麹焼、金の器には鮎の有馬煮。

ほうづきの器の中には、生ハムチーズ巻きが隠れていました。

ほうづきって、漢字で鬼灯と書くんですね!

どれもひとつひとつ手が込んでいます。

華やかな飾りの稲穂を揚げたお米まで、残さず全部いただきました。

~ 御椀  信濃雪鱒吉野打ち 紅葉麩と玉子そうめん ~

薄味で上品なお出しの効いたお吸い物、紅葉麩が鮮やかです。

左はとろけるような生湯葉キャビアのせです。

~ お造り  霜降り馬刺しあぶり 信州サーモン燻製仕立て ~

サーモンと馬刺しが、まるでバラのお花のような盛り付けです。

添えられている大根は雪の結晶、季節感が演出されています。

可愛らしい飾り切りは、わさびや生姜のお皿にまで。

食べてしまうのがもったいないくらいです。

~ 焼き物  岩魚塩焼き ~

熱々の岩魚の塩焼きって、美味しいですよね。

小振りで可愛らしいサイズの岩魚が、葉っぱのお皿に乗せられて運ばれて来ました。

「このまま写真撮られますか?」と、仲居さんがお皿に盛り付けるのを待ってくれました。

細やかな気遣いが素晴らしいです。

1人前づつ、黒いお洒落なお皿に盛り付けていただきました。

躍動感ある岩魚の塩焼き、熱々のうちにかぶりつきます。

ほどよい焦げ目といい塩梅で、とっても美味しいです。

小さな升に盛り付けられた栗と蕗も、ちょうど良い甘さに炊かれています。

~ 御凌ぎ  信州とろろ蕎麦 ~

信州と言えば、言わずと知れた蕎麦どころですよね。

細めのお蕎麦で、量も味も箸休めにぴったりです。

とろろと混ぜてのどごし良く、つるつるっといただきました。

~ 台の物  林檎で育った信州牛の朴葉焼き ~

ご覧ください、この素晴らしい霜降りを。

色も鮮やかで、きれいな信州牛です。

リンゴを食べて育っているだけあって、脂に甘みが感じられます。

これだけの霜降りでも脂がくどくなく、さっぱりといただけます。

あまりの美味しさに、おかわりしたいくらいでした。

~ 煮物  冬瓜 松大根 紅葉人参 他 ~

霜降り信州牛の後にちょうど良い、あっさりした薄味の煮物です。

器がどれもこれも素敵で、目にも楽しませてくれます。

本来ですと鴨肉が入っているのですが、私が食べられないので抜いていただきました。

紅葉やイチョウの飾り切りが美しく、本当に丁寧な仕事をされています。

~ 御飯  菜飯 香の物 ~

豪華な特別懐石料理も、そろそろ終わりに近づいてきました。

締めはシンプルに、菜飯と信州みそのお味噌汁です。

信州名物野沢菜漬けも、美味しくいただきました。

~ 水菓子  きな粉豆乳プリン フルーツ ~

いよいよ最後の1品となりました。

デザートまで一切手を抜くことなく、丁寧な盛り付けがされています。

金粉があしらわれた、きな粉豆乳プリン、クリーミーで絶品でした。

フルーツのお皿には、小さな赤いバラの花が添えられています。

食べやすいように、一口サイズにカットされたフルーツ。

最後の最後まで大満足のお料理、美味しく堪能させていただきました。

今回、憧れの宿 よろづや 松籟荘 に宿泊させていただきましたが、お部屋・お料理・お風呂・接客など、すべてにおいて夫婦ともに大満足・大感激の旅となりました。

↓よろづやの館内とお風呂はこちらでご紹介しています。



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