野沢温泉 熱い外湯巡りと昭和レトロな温泉街散策を楽しむ旅。

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連日の猛暑に耐えかね涼を求めて万座温泉に宿泊、その翌日は熱い湯で有名な 野沢温泉 へと向かいました。

野沢温泉がある「野沢温泉村」は野沢温泉スキー場を有する豪雪地帯で、冬場は多くの人で賑わう温泉地です。

温泉街には13か所の共同浴場(外湯)があり、地元住民だけだなく観光客も無料(寸志)で入ることができます。

この共同浴場は当番制で行う毎日の掃除から電気料や水道料の負担まで、地域住民で作られた「湯仲間」という組織で管理運営されているそうです。

ここでは生活密着型の外湯を体験することができます。

温泉街には4ヵ所の駐車場があります。

①中央ターミナル 有料

②新田駐車場(立体) 有料

③横落駐車場 無料開放中

④中尾駐車場 無料開放中

日帰りで立ち寄り湯をする場合は上記を利用すれば良いのですが、④だけは温泉街中心部からかなり離れています。

また現在無料開放中のところでも、スキー客で賑わう冬期間は変更になる場合もありますので確認が必要です。

宿泊の場合は宿の駐車場がありますので大丈夫です。

野沢温泉街は平らな道はほぼ無いと言ってもいいくらい坂道ばかりです。外湯巡りをして歩き回るとかなり足が疲労しますので、なるべく温泉街に近い駐車場を選んだ方が良いです。

野沢温泉のシンボルといえば、なんといってもこの「麻釜(おがま)」です。

野沢温泉には約30種類もの源泉があり麻釜はそのひとつです。100℃近い源泉がこんこんと湧き出しており、国の天然記念物にも指定されています。

地域住民の人々はここで野菜や卵を茹でたり、特産のあけびづる細工に用いるあけびづるを浸して皮をむきやすくするなど日常的に利用されています。

野沢温泉村の住民の方以外は利用できない「野沢温泉の台所」と言われているところです。

麻釜は野沢温泉街の高台にあるので、ここまで登ってくる道はかなりの心臓破りの急な坂道となっています。

道も狭くてUターンするところもないので、車では登って来ない方が無難です。

野沢温泉で唯一の有料日帰り温泉施設「麻釜温泉公園 ふるさとの湯」です。

麻釜から温泉街に下る途中、ホテル住吉屋と奈良屋旅館の間にあります。

他の外湯と違ってシャワーやシャンプー等もあり鍵付きの貴重品入れもあるので、外湯の雰囲気に慣れていなくて入りづらい方はこちらを利用するのもいいかもしれません。

野沢温泉の旅館案内所です。

入口にかかっている紺色の暖簾の「湯」の文字は「芸術は爆発だ!」でおなじみの岡本太郎氏のデザインだそうです。「湯」の下に小さく「TARO」の文字が入っています。

真ん中に立っている大きな人形は「道祖神~どうそじん~」というもので、子どもの成長や子孫繁栄などをもたらす守り神です。

一般的には石で造られているそうですが、野沢温泉村の道祖神は木で造られている珍しいタイプになっています。

温泉街を散策していると、あちこちで様々な道祖神を見ることができますので、道祖神探しをしながら歩くのも楽しいです。

毎年、小正月に行われる「野沢温泉 道祖神祭り」は日本一の火祭りとして有名で、国の重要無形民俗文化財にも指定されているそうです。

旅館案内所で野沢温泉マップをもらい外湯巡りに出かけます。

最初はやっぱり 大湯 ~おおゆ~ ですね。

こちらも麻釜と同様、野沢温泉のシンボル的存在です。温泉街のほぼ中心にドーンと構えている姿は貫禄たっぷりです。

江戸時代の湯屋建築という技法で造られているそうです。ちなみに江戸では銭湯のことを「湯屋」と呼んでいたそうです。

手前が「ぬる湯」奥が「あつ湯」です。

正直、「ぬる湯」もぬるくはありません。熱いです!

野沢温泉の特徴ですが、どこの外湯に入ってもとにかく熱いんです。地元の方は慣れているせいか普通に入っておられますが、観光客には無理な温度です。

なので水道の水を遠慮がちに出しながら、水道のすぐそばで入りました。動くと熱いのでじっとしたままです。

うっすらと緑がかった硫黄の香りのする新鮮な「生源泉」、熱い湯にしばらく浸かっていると大地の生命力を感じました。

温泉ってやっぱりすごい!

大湯には100円返却式の貴重品ロッカーがあります。

木製ロッカーの下の段は「下足置き」になっています。入口で脱いだ靴や下駄は自分が使うロッカーの下に入れておけるようになっています。

大湯のすぐ目の前にある「大湯のあくと」です。野沢温泉村では足湯のことを「あくと」と言うそうです。3人も入ればいっぱいになるような、小ぢんまりした足湯です。

野沢温泉では他にも5軒の旅館の玄関先に誰でも利用することができる「あくと」があり、坂道がいっぱいの野沢温泉散策で疲れた足を癒すことができます。

大湯から一番近い(約徒歩30秒)ところにある 河原湯 ~かわはらゆ~ です。

大湯からはしご湯しましたが、ここも大湯に負けず劣らずお熱いです!

外湯の中では浴槽や洗い場など全体に広い方だと思います。外湯初心者でも明るくて入りやすい雰囲気です・・・ただし熱いです!

松葉の湯 ~まつばのゆ~ は2階にお風呂があります。

1階は温泉で衣類を洗う洗濯専用の場となっていて、珍しい2階建ての造りとなっています。

1階を囲んでいる石造りの壁がなんともレトロで色合いもお洒落だなぁと、しばし見とれてしまいました。

2階にあるお風呂です。ケロリンの黄色い桶がいっぱい並んでいるのが可愛いです。

まだ誰も入っていなかったみたいで湯もみされてなさそうだなぁと思い、手でお湯を触ってみたらやっぱりこちらもアツアツでした。

すでに大湯・河原湯と2湯巡ってきていましたので、こちらは覗いただけで失礼しました。

次に立ち寄ったのは 熊の手洗湯 ~くまのてあらゆ~ です。

昔、熊狩りの弓でケガを負った熊がこの地で湧き出ている湯で手の傷を癒していたことから温泉が発見され「熊の手洗湯」という名が付いたそうです。

2015年に建て替えられたばかりなので真新しい感じできれいです。

熊の手洗湯のお湯は今まで入った外湯に比べて、ぬるめで入りやすいです。

大湯のようにぬる湯・あつ湯と分かれていて、ぬる湯はちょうど良い湯加減です。一人だったので思いっきり手足を伸ばしてのんびりと野沢温泉の湯を楽しみました。

熊の手洗湯から徒歩1分のところに 上寺湯 ~かみてらゆ~ があります。

坂の途中で傾斜のきついところですが、下に石を積んで上手に建てられています。松葉の湯で1階部分に使われていた石の壁と同じデザインです。

2人でいっぱいくらいの小さな湯船で、お湯は麻釜から引湯されているそうです。

こちらも入らず拝見させて頂くだけにしました。

麻釜から温泉街へと下る麻釜通りにある 麻釜の湯 ~あさがまのゆ~ です。

その名の通り麻釜から源泉を引いています。湯あたりすると悪いので、こちらものぞいて終わりにしました。

以上が今回の旅で巡った外湯です。全部で13湯ですのでまだまだありますが、また次の機会に他7湯もチャレンジしてみたいと思います。

熊の手洗湯の近くにこんな建物がありました。洗濯専用の 洗濯湯です。2階建ての松葉の湯の1階にも同じようなものがありました。

野菜を茹でたり洗濯をしたり毎日の入浴と、野沢温泉村の生活には温泉は欠かせないものだということがよくわかります。

村の名前にも「温泉」という言葉が入っているほどですから。

大湯通りにある創業100年の老舗土産店「フキヤ商店」です。温泉まんじゅうの製造・直売もされています。

大湯を出て左に進む道を大湯通りといい、野沢温泉街では1番お店が多く集まり賑わっている通りです。 お洒落なジャム屋さんもこの通りにあります。

野沢温泉はスキー場がオープンする冬から3月くらいまでがオンシーズンのようで、それ以外の季節に訪れると開いていないお店も多いです。

お昼時に開いているお店は貴重で、お蕎麦屋さんくらいかなと思います。こちらの「かごや」さんは土日のみの営業で、1日限定50食だそうです。

平日の昼ごはんを探すのは至難の業だと思います。

歩いている途中、道にこんなものを見つけました。

1998年に行われた「第18回オリンピック冬季競技大会 in長野」ではこの野沢温泉村がバイアスロンの競技会場となっていたんです。

野沢温泉スキー場は地元有志によるスキークラブが立ち上げたスキー場で、競技選手の育成にも力を入れてきたそうです。

わずか人口4000人から今までに15人ものオリンピック選手が誕生しているというすごい村なんです。

今回私たちが宿泊したのは 河一屋旅館 という宿です。

和モダンにリニューアルされた館内も落ち着きがあり、細部まで気配りの行き届いた素敵な宿です。

宿の情報は次の記事でご紹介しています。



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